今回は、ベッドメイキングにおける布団カバーの付け方や、仕上げの際に気をつけるべきポイントについてお伝えします。特に、掛け布団を美しく整える方法に焦点を当ててご紹介します。
ベッドメイキングは、清潔感を演出するとともに、お客様に安心感を提供する重要な作業です。整ったベッドでお客様に快適で清潔な空間を提供し、お部屋全体の印象を向上させましょう。
ベッドメイキングを行う際は、まずお客様のご希望やこだわりをお聞きすることが重要です。ピシッとした仕上がりを好まれるのか、それとも、少しふんわりとした柔らかな仕上がりを希望されるのかをお聞きします。
以下のポイントについて質問し、お客様のご要望に合わせた仕上がりを提供しましょう。
【枕カバーのセット方法】
カバーの端を折り込むスタイルがよいか、自然な形でセットするのがよいかなどを確認します。
【装飾クッションやベッドスカートの有無】
装飾クッションの配置やベッドスカートの整え方について、特別な指示があるかどうかを尋ねます。
布団カバーを掛け布団に美しく装着するには、以下の手順を参考にしてください。
1.掛け布団を広げる
掛け布団をループ側を上にして平らに広げます。このとき、掛け布団のシワを軽く振って伸ばしておくと、後の作業がスムーズになります。
2. 掛け布団カバーを裏返す
掛け布団カバーを裏返しにし、四隅の角にある布団ずれ防止用の紐を表に出します。紐がしっかり表に出るように角をしっかりと裏返しましょう。
3.裏返したカバーを布団の上にのせる
裏返したカバーを掛け布団の上にのせて広げます。このとき、ファスナーの位置を確認し、掛け布団の端とカバーの端が一致するように配置します。
4.カバーの紐を掛け布団のループに結ぶ
掛け布団の四隅や中央にあるループに、カバー内側の紐をしっかりと結びつけます。
・紐タイプの場合:しっかり結んで、布団がずれないよう固定します。
・スナップ式ボタンタイプの場合:ボタンを留めるだけで簡単に結束できます。
5.カバーを装着する
カバーの端を布団に巻き込むように装着していきます。片方の角をしっかりカバーに収めた後に、もう片方の角を収めて整えると効率的です。
6.仕上げ
カバーの表面を手でなでてシワを伸ばします。カバーの縫い目が一直線になるように整えて、見た目を美しく仕上げましょう。
1.まくらを縦に半分に折る
まくらを柔らかく縦に折って小さくします。このステップで、カバーに入れやすくなります。
2.カバーにまくらを滑り込ませる
まくらカバーの開口部を手前にして持ち、折り曲げた枕をゆっくり滑り込ませます。片手でカバーを広げながら、もう片手でまくらを押し込むようにします。
3.まくらを広げる
カバーの中でまくらを広げ、四隅がしっかり収まるように調整します。
4.端を整える
開口部の端を整えます。カバーの端を折り込む場合は中に折り込んで形を整えます。
折り込まない場合は自然な形に仕上げます。
最後に、軽くカバーの端を引っ張って全体を整えましょう。
5.表面を整えて仕上げ
最後に、手で軽くカバーの表面をなでてシワを取り除きます。カバーがぴったりと枕にフィットし、美しい仕上がりになっているかを確認しましょう。
見た目を美しく整えるためのベッドメイキングのポイントをご紹介します。
・左右の確認を徹底する
掛け布団が左右対称になるように配置し、全体のバランスを整えます。特に、掛け布団が中央に正確に位置しているかを念入りに確認しましょう。ここでの微調整が、全体の仕上がりに大きく影響します。
・枕の位置を整える
枕カバーをしっかりと装着し、枕をベッド上部の中央に配置します。枕の配置が整うと、全体の見た目が引き締まります。枕の形を軽く整えながら配置すると、高級感のある印象を与えられます。
・シーツやカバーのシワを取り除く
シーツや布団カバーのシワを手で伸ばして布団全体を整えます。シワが取れることで、より清潔感のある仕上がりになります。特に見える部分のシワは、念入りにチェックして整えましょう。
・ベッドスカートや装飾の仕上げ
必要に応じてベッドスカートを整えたり、装飾クッションを配置します。これにより、ベッド全体がさらに美しく見えます。