今回は、「押さえておきたい物の整え方」として、家事代行現場で物を整える時のコツについてお話しします。
お客様の物は、生活用品から貴重品にいたるまですべて大切な物として丁寧に扱い、整えると、お客様の生活の快適さと満足度向上に繋がります。ちょっとしたコツで見栄えがグンと良くなりますので、実践していきましょう!
お客様のご自宅の物は、原則として元の位置に片づけます。
片づける際に、お客様目線で「ここに入れたら使いやすそう」と感じても、勝手に物を移動させたり仕舞ったりしないようにしましょう。よかれと思ってしたことが、結果的にお客様に探す手間を取らせることになってしまいます。戻す位置や収納場所がわからない場合は、お客様に確認しましょう。
また、物を元の位置に戻すときは、雑然と戻すのではなく、揃えて置くなどして整頓された状態にしましょう。
例えば、お借りした洗剤や掃除用具は、角や向きなどを揃えて戻しておきます。どんなにリビングの床をピカピカに磨き上げたとしても、お借りした物を雑に置いたら、そちらの印象の方が勝ってお客様満足度が下がってしまいます。
クッションやお風呂のシャンプーなどのボトル、リモコン、傘、玄関の靴、机の上に置かれた郵便物や子どもさんのプリントなどを揃えておくと、場が整った状態なってお客様に喜ばれます。これらの作業はごく短時間できるものですが、その成果は大きな違いをもたらします。
家事代行現場では、つねに整頓を心がけましょう。
物が整然と配置されていると、プロフェッショナルな印象を与え、信頼感を高めてくれます。
物の基本的な並べ方は、一直線に配置する並べ方です。
物の前面を揃えた並べ方。
製品名が一目でわかるように正面にラベルを向けて置くとよい。
例:洗剤、調味料、化粧品ボトル
同じ種類の物やコレクションなどの置物は、構成を意識して配置すると見栄えが良くなります。応用編として、見栄えがよくなる並べ方も覚えておきましょう。
高低差や奥行きをつけ、三角形に配置した並べ方。
例:写真立て、玄関のディスプレー
一定の間隔で高さや奥行きが交互になるように置いて、
リズミカルな動きを出す並べ方。
例:おもちゃ、フィギア、お酒のコレクションなど
高さ・間隔・色のバランスを左右対称にする並べ方。
例:陶器のコレクション、キャンドル