パソナライフケア 研修コラムvol.19
「服の上手なたたみ方」
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今回は、「服の上手なたたみ方」についてお話しします。
基本的にはお客様のたたみ方に合わせますが、キレイにたためるとスムーズに収納でき、お客様が取り出しやすくなるので喜ばれますよ。
服のたたみ方はお客様それぞれ好みがあるため、どのようなたたみ方をすればよいか最初に指示をいただくようにしましょう。
不在宅の場合は、お客様が普段どのようなたたみ方をしているのかを確認し、そのたたみ方に合わせるようにしましょう。
❶便利なたたみ方
Tシャツ（ぱぱっとたたみ）
①片手でTシャツの首元（■）をつかむ。もう片手で、首元から裾への線上にある、見ごろの真ん中（▲）をつかむ。
②首元（■）をつかんだ手を裾にそのままおろして、首元から一直線線上にある裾（●）に重ねてつかむ。（■と●を同時につかむ）
③見ごろ（▲）をつかんだ手を上にあげて、外側に出してTシャツをひっくり返す。
④つまんでいない側が同じ幅になるように袖を下側に織り込む。
⑤長方形に整える。
Tシャツ（くるくるたたみ）
①Tシャツの表側を上にして、裾を５センチ折りあげる。
②左右から真ん中に向けて見ごろを左右均等幅に折る。
③首元から裾に向かってくるくると巻く。
④巻いた部分を折りあげてある裾に挟み込む。
❷たたみにくい物のたたみ方
靴下（くるぶし丈）
①靴下を左右一組にして、重ねる。
②かかとを中心にして、はき口を斜めに折りたたむ。
③つま先部分を合わせて、表側のはき口の中に差し込む。
④形を整えて完成。
靴下（クルー丈）
靴下の口のゴム部分が伸びにくく、コンパクトにまとめられるたたみ方です。
①靴下の輪を割って広げ、かかと部分が表になるように置く。かかとは広げて下側に折る。
②かかとを中心に十字に重ねる。
③ 下の靴下をつまさき側から上の靴下に重なるように折る。
④下の靴下のはき口側を下に折り、余った部分を内側に織り込む。
⑤上においた靴下のつま先を中心に向かって折る。
⑥はき口側を中心に向かって折り、余った部分を筒状になったすき間にはさみこむと正方形に仕上がる。
BOXシーツ
ボックスシーツは、大きくゴムが入っているのでたたみにくいアイテムです。
ベッドの上で、ラクにキレイにたたむ方法を紹介します。
①ベッドにボックスシーツを広げ、横半分に二つ折り。
②上に重なったシーツの角を裏返し、下側シーツの角に入れ込む。角をしっかり合わせるとたたみやすくなります。
③生地を伸ばしながら、内側に向かって縦に三つ折り。
④長さが半分になるように縦に二つ折り。
⑤さらに縦に三つ折りしてたたむ。
肌着
肌着（キャミソールやタンクトップ）は柔らかい素材なので、自立させにくいアイテムです。長方形にたたむと自立させられるので、見栄えよく収納できます。
①肌着を置いてきれいに伸ばし、見ごろを1/3ずつ内側に向かって折る。
②肩ヒモ側を裾に向かって横半分に折る。
③ヒモの付け根が裾より少し内側にくるように折る。
④ヒモを内側に折り込んで隠して、残った部分を三つ折りしてたたむ。
❸バラバラになりにくいたたみ方
スッキリと収納できるたたみ方を紹介します。
衣類がコンパクトにまとまるので、旅行や出張が多いお客様に喜ばれますよ。
方法は「はさむ」と「丸める」の2種類があり、ハンカチ、Tシャツ、靴下、デニムのパンツなどに応用できます。
(1)「はさむ」たたみ方：ハンカチ
①ハンカチを広げて横に三つ折りする。
③右側から折ってできた重なりに、左側の残り三分の一をはさみこむと、まとまって、バラけないハンカチになる。
(1)「はさむ」たたみ方：デニム
収納場所を取らずバラけにくいたたみ方です。厚手のデニムにおすすめのたたみ方です。
①ファスナーを締め、ボタンをかける。
フロント部分を外側にして縦半分にたたみ、裾の１／４程度を上に折り返す。
②ウエスト部分を裾まで折り、ウエストを開いて輪を作る。
③折り返した輪の中に裾をはさみ込んで形を整える。
(1)「丸める」たたみ方：デニム
デニムのような、かさばるパンツ類を持ち運ぶ時におすすめのたたみ方です。
①ファスナーを締め、ボタンをかけてから、ウエストを８センチほど折り返す。
②フロント部分が内側になるように縦半分たたむ。カーブになったヒップ部分を手前に折って、ウエストから裾まで一直線になるようにする。
③裾からウエストに向かってクルクルと巻き上げる。
④巻きあがったら、折ったウエスト部分をひっくり返して丸めた上からかぶせる。
収納場所はお客様のご指示に従いますが、ぎゅうぎゅうに詰め込むと綺麗にたたんだ衣類にシワがついたり、型くずれの原因になったりしてしまうので、適度な量で収納するように心がけましょう。
お客様のお宅でスムーズにたためるように、ぜひ練習してみてくださいね！
