5回目となる今回は「ガスコンロとIHコンロの清掃」についてお話しします!
コンロに付く汚れは、油汚れ、吹きこぼれた汁、調理中の食材や調味料が付着したものなど様々です。
IHとガスコンロは熱源が違うことにより、汚れの付き方や掃除方法が異なります。それぞれの特徴をしっかり把握して清掃していきましょう。
ガスコンロは火を使うので、付着した油汚れが熱されたり冷えたりを繰り返して焦げ付き、頑固な汚れとなって落としにくいのが特徴です。
1)五徳とバーナーリングを外します。
2)外した部品を弱アルカリ性の洗剤で洗います。こびりついた油汚れは、洗剤を塗布した上からキッチンペーパーなどで湿布します。
3)湿布している間に、天板を掃除しましょう。古いタイプのガスコンロだと、天板に傷つきやすい素材が使われていることがあります。クレンザーを使用すると傷付くこともありますので十分に気を付けましょう。
4)湿布を外して細かい箇所までブラシでこすりましょう。しっかり洗剤を洗い流して拭きあげてから元の場所に戻します。
・縁や隅の汚れもしっかり取り除きましょう。
・スイッチの部分も汚れることがありますので、忘れず拭きましょう。
・傷ついた場所は汚れが溜まりやすくなるので、慎重に作業しましょう。
・五徳を金たわしやスチールたわしでこすると傷が入ることがありますので、使わないようにしてください。
・スイッチを下げて点火するコンロの場合、掃除中気づかぬうちにスイッチに触れて点火してしまうことがあります。火傷などを防ぐために、コンロ奥を掃除するときはなるべく点火ロックスイッチをオフにしましょう。また、オンオフを切り替えたら、掃除後にお客様がいつもお使いの状態に戻しておきます。お客様にスイッチを切り替える手間をかけないようにする心遣いが大切です。
五徳がないため、鍋やフライパンから拭きこぼれた汚れが直接天板(トッププレート)に付いています。
1)お客様の家にある洗剤を塗布して、スポンジでこすります。弱アルカリ性洗剤または中性洗剤を使用してください。ナチュラル洗剤をお使いのお客様の場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダを水に溶かして塗布しましょう。
2)水拭きと乾拭きをして仕上げましょう。簡単な汚れはこの掃除で落とせますが、焦げつき汚れがある場合はクレンザーを使用してください。
※汚れがひどい場合は無理に作業をせず、会社までご相談ください。
・拭き上げたあと、目線を変えて様々な角度からチェックしましょう。特に天板(トッププレート)は一見綺麗な状態でも、目線を変えると汚れが見つかることも。
・仕上げにしっかりと乾拭きしましょう。
天板(トッププレート)は体重をかけたり物を落としたりすると割れる可能性があります。天板(トッププレート)に手を押しつけて掃除したり、コンロの上を掃除するときに間違っても乗ったりしないようにしましょう。
グリルを開けて確認し、汚れていれば洗いましょう。
1)グリルの受け皿と網を取り外します。
2)ゴム手袋をはめ、スポンジにアルカリ性洗剤をつけて受け皿と網を洗います。
3)外した物を拭きあげて元の場所に戻しましょう。
魚焼きグリルはお客様によって使用頻度が異なります。よく使われるお宅は、グリルの清掃時間をしっかり確保して定期的に掃除しましょう。あまり使われていないお宅でも、軽く拭くなどして綺麗な状態にしておきましょう。
家事代行で大切なことは、細かな箇所の汚れまできっちり取り除くこと。
コンロの汚れは対処が早ければ早いほど落としやすいので、見つけたらすぐに取り除くようにしましょう。
コンロはお客様が毎日使われることが多い場所です。