今回は、お掃除ロボットの手入れの仕方についてお伝えします。
お客様のお宅で急速に普及しているのがお掃除ロボットです。
普段の生活で使用していないと、お客様から手入れを依頼された場合に戸惑うこともあるかと思います。現場でスムーズに対応できるよう、お掃除ロボットの適切なお手入れ方法についてお伝えします。
お掃除ロボットはさまざまな機種があるため、自宅で使用している場合でも使い方がわからない可能性があります。操作方法がわからない場合は、お客様にお伺いしましょう。
まずは、基本的なお掃除ロボットの特徴や機能について覚えましょう。
◆◆お掃除ロボットとは◆◆
床の掃除を主な目的とし、自動的に床の表面を吸引することでホコリやゴミを取り除きます。ロボット掃除機と呼ばれることもあります。
自動運転
部屋の中を自動的に移動し、障害物を避けながら掃除します。多くの機種にはセンサーが搭載されており、障害物を避けてスムーズに動きます。また、壁や家具に衝突しないようにしたり、階段から落ちるのを防いだりする機能も備えています。
タイマー機能
多くのお掃除ロボットにはタイマー機能があり、指定した時間に自動的に掃除を開始することができます。これにより、留守中に掃除を行うことも可能です。
自動で充電
掃除が終わったりバッテリーが低下したりすると、自動的に充電ステーションに戻り充電を行う機能があります。
フィルターとゴミ収集
内部にはダストボックスやとフィルターがあり、定期的に掃除をする必要があります。
多様な床面に対応
カーペットやフローリングなど、さまざまな種類の床面に対応できる機種もあります。また、最近は水拭きに対応した機種も増えています。
お掃除ロボットを手入れする際の基本的な手順と注意事項は以下の通りです。
ただし、機種によって異なる場合があります。作業前に、お客様に確認したり、取扱説明書を参照しましょう。
1.作業を始める前に、必ずお掃除ロボットの電源をオフにしましょう。電源が入ったままだと誤って起動してしまう可能性があり、怪我や故障の原因となります。
2.使用する清掃道具を準備
マイクロファイバークロス
センサーやカメラ、外装を拭く際は、マイクロファイバークロスを使用します。硬い布やブラシは表面を傷つける可能性があります。
専用のクリーニングツール
ブラシやローラーの清掃には、ロボット掃除機に付属の専用クリーニングツールを使用すると効率的です。お客様のお宅に置いてあるかどうか確認をしましょう。
3.充電ステーションからお掃除ロボットを取り外し、安定した場所に置いて作業を行います。充電中に手入れを行うと感電のリスクがあるため、注意が必要です。
4.各パーツを掃除します。
ダストボックス
溜まったゴミを捨て、内部に残った汚れを乾いたクロスや柔らかいブラシを使用して取り除きます。水洗い可能な場合は、水で洗浄してから完全に乾かして取り付けます。
ダストボックスの入り口の汚れを乾いたクロスで拭き取ってから、装着しましょう。
フィルター
外して軽くはたき、微細なゴミを落としましょう。
外装部
乾いたクロスで外装部の汚れを拭きます。
センサー
汚れたままだと誤作動をおこしたりゴミを感知しにくくなったりしてしまいます。傷付きやすいので優しく丁寧に汚れを取り除きましょう。
ブラシ
ロボット掃除機付属の専用クリーニングツールを使用して、挟まったゴミや髪の毛を取り除きましょう。
充電器
ホームベースの接続部を乾いたクロスで拭きましょう。
5.元の位置に戻す
すべての部品を元の位置に戻したら、充電ステーションに設置します。
充電マークが点灯していることを確認し、充電が正常に始まったことを確認します。
■部品を取り外したり取り付けたりする際には、力を入れすぎないように注意が必要です。 特に、ブラシやフィルターを取り外す際は無理に引っ張らないようにしましょう。
■部品を湿ったまま取り付けると故障やカビの原因となります。洗浄後は完全に乾かしてから再装着しましょう。
■お掃除ロボットは精密機械です。電子部品やセンサーは絶対に水洗いしないでください。
■部品を取り付ける際は、正確な位置にしっかりと装着しましょう。 不完全な取り付けは、故障を招く原因になります。
■清掃に化学薬品を使用しないでください。強力な洗剤やアルコールは、プラスチックや電子部品を劣化させることがあります。
必要な場合は、中性洗剤を薄めたものを使用し、しっかりと拭き取ります。
お掃除ロボットは、日常の簡単な手入れと合わせて、メーカーが推奨するメンテナンススケジュールに従った部品の交換やメンテナンスが必要です。
お客様からご依頼があった場合は、説明書を確認し、ご指示にしたがって作業しましょう。