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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

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認知症・管理職向け 仕事と介護の両立セミナー@デンソーテクノ様

2021年12月23日

本日のセミナーレポートはデンソーテクノ様での「管理職向け 仕事と介護の両立支援研修」と「仕事と介護の両立 認知症セミナー」です。
管理職向け100分、認知症セミナー100分の講義で、Zoomでオンライン研修をさせていただきました。
約200名の社員の皆様にご参加いただきました。

 

セミナー後のアンケート結果(①理解度/②満足度/③推奨度)
【管理職向け】 ①99%   ②97% ③98%
【認知症向け】 ①100% ②96% ③96%
理解度、満足度、推奨度のどれも高く評価いただきました!

受講後、皆様からのご質問と講師からの回答を一部ご紹介させていただきます。
質問1)親の免許更新で認知症と判断され、半ば無理やり免許を返納しました。親は子供から免許を取り上げられたと思っています。親子で良好な関係を築くには、どのように話し合うとよいでしょうか。
回答)認知症の人の特徴は、親子や友人知人関係なく「良い人」か「悪い人」で判断します。認知症の人にとって「良い人」とは、自分を受け入れてくれる人です。デイサービスやグループホームで認知症の人と上手く関わっている職員はそれを心得ている人です。「悪い人」は自分を拒否したり否定する人です。家族は割り切ることができず感情的になるため、どうしても後者になりやすいです。それは仕方ないと思います。そのため円滑に話を進めていくために家族だけで話し合うのではなく、できるだけ専門家(ケアマネジャーやデイサービス等の職員)の知恵やチカラを借りましょう!

質問2)早めの診断が重要とお聞きしましたが、軽度の症状では相手が検診を拒否する可能性も考えられます。その際は、どのように相手と向き合い・検診につなげていけばよろしいでしょうか
回答)診断を無理やり受けさせようとするとトラウマとなり後々苦労します。そのためまずはペーパーテスト(長谷川式簡易知能評価スケール)を家族がゲーム感覚で行い、それを主治医に報告するなどから始めてみてください。
(長谷川式簡易知能評価スケール)
https://www.gero-hp.jp/dementia/pdf/hasegawashiki.pdf

皆様の仕事と介護の両立に関する理解促進に繋がりましたなら幸いです。
ご参加いただきました皆様、主催いただきました人事ご担当者の皆様、ありがとうございました。