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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

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「要介護3」の父・「要支援1」の母

2018年7月4日

こんにちは、ケアボスです。

母の骨折はリハビリによって順調に回復し、骨折から約1ケ月後の4月28日、無事退院することが出来ました。
退院後は自宅に戻ったのですが、85歳の身、決して無理は出来ません。
父はショートステイに5月末頃まで入所する見通しが立っていたため、母からは次のような依頼がありました。

わたしが退院したことはお父さんには黙っておいて欲しい。退院したことを知ると、ショートステイからすぐに家に帰ると言い出すし、帰って来ても退院したばかりのわたしにはお父さんの介護はとてもできない。少し自宅でゆっくり療養したのち、お父さんを迎え入れたい」というものでした。
もちろん父の担当のケアマネジャーにも母の意思を共有しました。

そして母は退院後約1ケ月間自宅で療養し、予定通り5月末、父を自宅に迎え入れふたりの生活が再び始まったのです。
介護認定結果は、父が「要介護3」と重度化し、母は「要支援1」の新規の介護認定を受けることになりました。

 

施設入所を境に父の体力が低下

私の実家では、介護認定を持つ両親がふたりだけで生活するというこれまでにも増したリスクの高い生活が再開されることになりました。

父は約2ヶ月間、ショートステイをつなぎながら生活してきましたが、帰宅後の父の体調等を母に聞くと、ショートステイ入所前に比べ、足腰が弱くなり、排せつなどが困難になってきているとのことでした。
これまで自宅で日々生活することにより維持できたであろう身体機能が、ショートステイ入所という生活環境の変化によって衰えたのかも知れません。高齢者にとって生活環境の変化は大きな負担になるものだと実感しているところです。

決して特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームへの入所を考えようともしなかった両親も、自力での生活が困難になりつつある昨今、そのことを具体的に検討し始めたようです。

 

夏の温泉旅行を身近な目標に!

以前このブログで、高齢者は頼りにされることや、簡単なことであっても目標を持つことが大事だと書いたことがありますが、一気に弱り始めている両親に新たな目標を持ってもらうため、8月の温泉旅行を提案しました。
父はさすがに大浴場に入れる状況ではないため、檜の浴槽の露天風呂が付いている部屋を予約しました。そこに私や私の息子など男で手分けして父の入浴を介助する予定です。何年も入ることが出来なかった天然温泉。堪能してもらいたいと思っています。実現できるかどうかは未知数ですが、来月にその目標が達成されることを日々願っています。


(実際に予約した部屋の露天風呂です)