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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

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仕事と介護の両立セミナー@鹿島建設様

2018年6月14日

本日のセミナーレポートは鹿島建設様です。
鹿島建設様では今年度13回(拠点)の介護セミナーを予定しており、初回は本社にて開催されました。

 

人事部ダイバーシティ推進グループ グループ長の「皆さん、お疲れ様です」という挨拶から始まりました。

 

「みなさんは介護における2025年問題をご存知ですか?2025年には、いわゆる団塊世代が全員後期高齢者となり、介護を必要とする方が飛躍的に増えると言われています。 2025年は遠くない未来です。今から予備知識を蓄え、家族と話し合うなどの事前準備が必要です。
こうした認識から、今年度は、実家に帰省する方が多い夏期休暇前に本社及び全支店でセミナーを開催し、全従業員にハンドブックも配布することとしております。 セミナーを通じて、介護サービスなどについての知識習得や、職場における介護中の従業員への理解促進が図られることを願っています。」

というメッセージが伝えられました。

 

講義では100分程お話しさせて頂きました。

二人がけのお席でしたので、ケーススタディはペアでディスカッションし、数組ずつ発表していただきました。

 

【事例①同居・介護サービスを拒否しているケース】
・週3回でもデイサービスに行っていただいて、家族の負担軽減を図るとよいと思う。
・100人100様かと考えると全く答えがみつかりません。やはりケアマネジャーに相談してアドバイスをもらうのがいいと思う。

 

【事例②遠距離介護のケース】
・私の知人が全く同じケースで、その方は地域包括支援センターへの相談に加え、実家の近所の友人知人にも協力してもらっているそうだ。
・認知症の進んだお母さんだけでは心配なので、やはり一度自分が帰省してケアマネジャーと話し、どんなサービスが利用できるのかを確認し、お母さんの意向とすり合わせると良いと思う。
素晴らしいご意見だと思います。
講師からの解説も加えましたので、いろんな考え方と組み合わせていただいても良いと思います。

 

セミナー後の公開質問からご紹介します。
【質問】現在親が入院中で、今後は「老健施設」への入所を検討しています。老健について教えてください。
【回答】「老健」とは、病院と特別養護老人ホームがセットになったような施設をイメージされると分かりやすいかもしれません。(医師や看護師による医療ケアと入浴・排泄・食事等の生活援助を受けることができます。)「老健」は終の棲家としての施設ではなく、原則三ヶ月ごとの入所判定を受けて在宅復帰を目指すための施設です。退所後に在宅で介護することが難しい場合は、入所判定ごとに次の「老健」や他の施設を探すことになりますので、ご注意ください。

 

セミナーに先立ち作成した「仕事と介護の両立支援ハンドブック」も完成致しました。
セミナーを振り返り、ご家族とのコミュニケーションツールとしてもお役立ていただければ幸いです。

今後、全国の拠点の皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。
ご参加いただきました皆様、主催いただきました人事部ダイバーシティ推進グループの皆様、ありがとうございました!