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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

in Action

「仕事と介護の両立セミナー」@花王グループ様

2017年12月11日

本日のセミナーレポートは花王グループ様です。

はじめに人財開発部門D&I推進部長よりオープニングメッセージが述べられました。
花王グループでは「社員一人ひとりが自ら主体的に行動できる」「お互い様意識を持って助け合える」を方針として、社員の支援や職場環境の整備を推進されています。
“介護”という起きて欲しくないことへの備えは、つい後回しになりがちですが、“防災”と同じで、事前の備えが重要であると、繰り返し発信されています。

東京会場では80名以上の方にご参加いただき、複数の拠点へも中継を結び受講いただきました。
事前にいただいていた質問への回答を織り交ぜながら100分ほど講義を行い、その後の質疑応答では会場からの質問を受け付けました。

 

たくさんいただいたご質問から一部ご紹介致します。

 

【介護施設入所を拒否しているケースについて】
・両親ともにかなり弱っており自立した生活はギリギリの状態。父は絶対に施設には入りたくない、と言っている。どんなに危なくても本人の意思を尊重すべきでしょうか?
・父は介護施設へ入りたくはないようですが、母も介護に疲れてきているようです。施設に入れるべきでしょうか?

【回答】
介護が必要な方が施設入所を拒否されている場合、ご本人の「自尊心を尊重する時期」と「安心・安全を最優先する時期」がありますので見極めることが大切です。いっときご本人の気持ちを優先することも大切ですが、やがて怪我や命に関わるような事態が想定される時期が来たら、安心・安全を最優先し施設入所への道筋をたてましょう。
そのためにはやはり、地域包括支援センターや担当のケアマネジャーなど専門家を巻き込んで協力体制を築くことが重要です。

 

これから介護をする皆様にとっては“心構え”として、また直面している方にとっては課題解決への糸口がみつかるセミナーであったなら幸いです。
主催いただきました人財開発部門D&I推進部の皆様、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。