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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

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「仕事と介護の両立セミナー」@日本特殊陶業様

2017年9月25日

本日のセミナーレポートは日本特殊陶業様です。
今年度初めての介護セミナー開催で、本社と事業所で全4回実施、今後も継続的な実施を検討されています。

回数を重ねるにつれ、セミナーの関心が高まり後半は役員を含め追加の参加者が増えました。

皆様熱心に受講いただき、質疑応答は多いに盛り上がり、すべての御質問にお答えできないほどでした。
全4回を通していただいた質問の一部をご紹介します。

【質問①】
両親には(複数の持病があり)主治医がたくさんいます。介護保険の申請の際、何を基準に主治医を決めたらよいですか。
【回答①】
親身になって状態をヒアリングしてくださる先生に御願いすることをお薦めします。
介護保険を申請する際、“主治医の意見書”と“認定調査”の内容に基づき、介護が必要か、どの程度の介護度かが判定され介護認定結果が出ます。
要介護度によって利用できる限度額も、利用できるサービスも異なります。つまり、ご家族や介護が必要になった方のお話を詳しくヒアリングしてくださるか否かによって、介護認定結果が違ってくる可能性があります。
ご家族に寄り添ってくださる先生がいらっしゃると心強いと思います。

 

【質問②】
ケアマネジャーと契約するには料金はかかるのですか。
【回答②】
ケアマネジャーは無料です。現在の介護保険制度ではケアマネジャーの利用料は、全額介護保険から給付されますので、契約料金はありません。

 

【質問③】
有料老人ホームの選び方はどのような点に気をつけたらよいでしょうか。
【回答③】
ケアマネジャーや地域包括支援センターが担当地域の介護サービスについて詳しい情報を持っていますので、まずは相談してみてください。要介護度や症状などから、入居可能な施設を絞り込んでいきます。
ご本人が希望する地域にあるか、家族が通いやすい場所にあるか、費用負担に無理はないか、を確認していきます。
みなさんは施設で働いている方々の表情や、施設の運営方針などご両親が快適に長く暮らせるよう、必ず見学することをおすすめします。
働いている方も入居者さんもイキイキしていたら、きっとその施設は良い施設だと思います。

 

【質問④】
両親がケアマネジャーに遠慮して思ったことを伝えられずにいます。どうしたら良いですか。
【回答④】
ケアマネジャーは月に1回面談を義務付けられています。
面談を土曜日に設定してもらったり、平日であれば、有給休暇や介護休暇を取得してご自身も同席する習慣をつけてください。
会うことが無理なら、メールや電話などコミュニケーション方法を切り替えて、ご自身がキーパーソンとなって家族の要望を伝えましょう。
諦めずにケアマネジャーと報告・連絡・相談をするようにしてみてください。

 

全4回、総勢200名ほどにご参加いただきました。
主催いただきました戦略人事部の皆様、ご参加いただきました皆様ありがとうございました。