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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

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「仕事と介護の両立セミナー」@ANA様

2017年7月20日

本日のセミナーレポートはANA様です。ANA様では数年前から年に数回「介護セミナー」を開催されています。
今年度はANA人財戦略室労政部とANAホールディングス グループ人財戦略部の共催となりました。
この日の参加者は50名弱、男女半々くらいで、介護経験者の方も3割ほどいらっしゃいました。
18:30~のセミナーに先立ち、17:00からは事前予約制の個別相談も承りました。
毎回セミナーと同日に個別相談会をご利用いただき、相談者様にもご好評いただいています。

セミナーはダイバーシティ&インクルージョン推進室 室長の「本日もお疲れ様です!」という爽やかな第一声から始まり、ANAホールディングス 副社長のご挨拶は介護支援に全面的に取り組んでいくという強いメッセージが込められていました。

アットホームな明るい雰囲気の中、続く継枝講師による90分間のセミナーでは、介護相談の事例検討でグループディスカッションを行い、発表していただきました。時間の関係で、短時間となりましたが、皆様積極的に意見を出していただき、講師も驚くほどたくさんのアイデアが共有されました。

 

ケーススタディ【別居・遠距離の要介護1、一人暮らしの母を介護しようと思います】

(皆様の声)
・自分の居住地によびよせる
・その上でデイサービスやヘルパーなど介護保険制度を活用する
・(特別養護老人ホームには入所できないので、有料老人ホームなど)施設に入所してもらう
・長期の休暇をとり、お母様が一人暮らしを続けられるよう、地元で地域のコミュニティをつくるよう努力する(近所に協力者をつくる)
・地域包括支援センターに(介護保険サービスの相談のほかに)金銭的な負担軽減の相談をする
・認知症があるということなので、訪問薬剤など利用し薬を飲めているかチェックしてもらう
・認知症の悪化を予防するため誰かとコミュニケーションをとれるよう、デイサービスやお弁当配達のサービス、訪問薬剤など、人との接点を増やすケアプランをたてる


素晴らしいアイデアだと思います。介護に直面されたら、もしくは、直面される前に是非行動を起していただきたいと思います。

 

以下、セミナー後の感想をご紹介させていただきます。
(介護中の方)
・育児と違い、(介護は)終わりの見えない大きな不安があったが、メリット/デメリットを含めた事例を基に、自分の生活も保ちながらの介護でもあり得るのだと知ることができた。

(介護未経験者の方)
・近い将来、介護に直面する可能性が高いが、どこに何を相談すべきか不安が募るばかりであった。今回セミナーに参加し、知識を得たことはもとより、不安が安心に変わった。
・介護という重いテーマにも関わらず終始明るい雰囲気で、フラットな気持ちで臨むことができた。
・管理職の理解や(自分の)初動対応が働き続けられるかのポイントとなると感じた。

 

ANA様が掲げておられる「介護」=「介互」の風土醸成のお役にたったなら幸いです。


主催いただきましたANA人財戦略室労政部&ANAホールディングス グループ人財戦略部の皆様、
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。