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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

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「仕事と介護の両立セミナー」@日本発条株式会社様/愛知県

2017年1月18日

本日のセミナーレポートは日本発条株式会社(呼称ニッパツ)豊田工場様の報告です。

こちらはアットホームな人数での開催となりました。
公開質問より一点ご紹介致します。

少し長くなりますが 【これから介護が必要となる方】【遠距離(別居)で介護が必要になった場合の対応】について、大変参考になる良いご質問をいただきました。

【状況】母親と同居してから初めて、介護保険の申請をしました。現在は住宅改修し車椅子のレンタルやデイサービスなどを利用しています。
母親が引っ越して住民票を移してからようやく介護保険サービスの申請を行ったため、全てが後手後手になってしまいました。
セミナーのお話の通り、週末に帰省するだけでは本来の問題には気付けなかったです。今回一緒に母親と暮らすようになり初めて、昼夜逆転があることや同じ話を繰り返すことがわかりました。

【質問①】できれば親が一人暮らしをしている時に早めに変化に気づきたかったです。どうしたら良かったのでしょうか。
【質問②】また昼夜逆転を変えるためにはどうしたら良いでしょうか。

【回答①】週末に帰省するだけでは、本来の親の姿が分かりません。長く離れて暮らしていると親子であっても「他人」と同じように緊張感があって 「よそいき」の自分を見せようとするからです。
また高齢者はがんばっていいところを見せようとするものです。できたら一週間くらい滞在し「よそいき」ではない親の姿を観察してください。一週間ほど一緒にいれば“本来の姿”がでるものです。 そうすると「昼夜逆転」や「同じ話を繰り返す」などの問題に気づけた可能性があります。

【回答②】「昼夜逆転」を変えるためには“とにかく日中寝かせない”工夫をすることです。例えば、できるだけデイサービスに通い日中はリハビリやイベントに参加させて体力を使ってもらうなど。
この場合、デイサービスの所長やスタッフさんにも訳を話し、協力していただくことが重要です。題して“日中寝かせない大作戦!”こうすると夜はぐっすり眠ってくれる人もいます。
もちろん、全員に効果があるわけではないのですが、参考に試してみてくださいね。