「仕事と介護の両立セミナー」＠日本発条株式会社様

今回のセミナーレポートは日本発条株式会社（呼称ニッパツ）伊那工場様です。
新宿駅から高速バスにのり、空気と水がきれいな長野県上伊那郡宮田村に降り立ちました。

今回のセミナーは17：00～19：30の就業時間後に開催されました。
いただいたご質問からひとつご紹介致します。

【質問】
ニュースで見たのですが、今後福祉用具など介護保険から外れて使いずらくなるんでしょうか。

【回答】
介護保険制度は3年に1回見直しがあり、次回2018年の改正に向けて様々な検討や議論がなされています。
その中で要支援１から要介護２までの軽度の要介護者の負担増が検討されています。軽度の要介護者に対する生活援助サービス・福祉用具貸与等やその他の給付について、給付の見直しや地域支援事業への移行を含め検討を行うとしています。
「経済財政運営と改革の基本方針2015 ～経済再生なくして財政健全化なし～（平成27年６月30日閣議決定）」33ページ参照
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2015/2015_basicpolicies_ja.pdf

地域支援事業とは聞きなれない言葉ですが、つまり地方自治体や地域の民間事業者が一体となって、サービスを提供していく、ということです。
少子高齢化や財政健全化のもと給付率や補助率は変わるかもしれませんが、サービス自体は名称を変えながら存続していく可能性があります。
常にアンテナを張って、市役所や地域包括支援センターから発信される情報をキャッチアップして、上手にサービスを活用してください。

帰京後、宮田村に隣接する伊那市に関する情報をキャッチ致しました。
セミナー時にお伝えできなくて残念でしたが、お年寄りを対象にした介護予防の体操曲「このまちいいな」が制作されたそうです。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20161005/KT161004SJI090019000.php

サービスを上手に活用しながら、介護予防にも積極的に取り組み、住み慣れた地域でいつまでも元気に過ごしていただきたいものです。

これからも皆様の仕事と介護の両立のため、さまざまな角度からサポートさせていただきたいと思っています。