▲ TOP
パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

in Action

派遣スタッフの方々対象 「介護の基礎セミナー」 開催しました!

2016年9月26日

今回のセミナーレポートは、パソナグループにて就業中・登録中の方々を対象にした「介護の基礎セミナー」です。
セミナー当日は台風接近によるあいにくの天候にもかかわらず、68名の方々にご参加頂きました。

派遣スタッフの方々を対象にした介護セミナーは初めての取組みでしたが、驚異のスピードで予約枠が埋まりました!
当日の参加者も男女問わず、また幅広い年齢の方にお越しいただき介護への関心の高さが伺えました。

img_0358

img_0362

セミナーでは、介護保険サービス、介護費用、介護を始める前に準備すべきポイント、また仕事と介護との両立など、具体的な事例を交えた内容に皆さん熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

img_0367

最後の質疑応答では、たくさんの方に手を挙げていただき、時間が足りないくらいでした。
その中からいくつかご紹介します。

【質問①】「特別養護老人ホームは待機者が多いため、できれば先に申込みをしておくと良い。もしベッドの空きが出て連絡が来た際に、家庭の事情でまだ入るタイミングでなければ断ることもできる。」とありましたが、特別養護老人ホームを断った場合、その後の優先順位はどのようになるのでしょうか?

【回答】平成27年4月以降の新規申し込みは要介護3以上となります。寝たきりなどの介護度が重い、また経済的に在宅での生活が困難な人から優先して入所できるようになっています。入所審査にあたっては、各特養に書類を提出し、その書類をもとに施設側が優先度を算出し、入所の必要性が高い(算出された優先度の点数が高い)方から入所となります。
ただし、介護者による虐待・介護放棄、災害時、その他緊急性が認められる場合などは、点数に関係なく優先入所が認められます。

例)千代田区特別養護老人ホーム入所申込書
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kenko/koresha/kore-shisetsu/documents/2801t-kisaire.pdf

【質問②】ショートステイ利用にあたって、気をつけておいた方がいいことがあれば教えて下さい。

【回答】福祉施設でのショートステイは、家庭における介護が一時的困難になったときや介護者の介護疲れを予防・軽減するためにとても人気が高い介護サービスですが、もし長期間利用する場合は、ある程度のリスクも想定しておいた方で良いです。
例えば、ベッド上で過ごすことが多いため筋力の低下の恐れや、住み慣れた自宅から施設へと急激な環境変化へのストレスなどです。
これらを想定内に、必要なときに必要な期間だけショートステイを上手に利用すれば、仕事と介護の両立に役立つ心強いサービスだと思います。

派遣スタッフの方々を対象にした介護セミナーは、11月に大阪でも開催致します。
たくさんの方々にお会いできることを楽しみにしています!