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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

in Action

青春

2016年7月20日

前回のブログでは次男の出場する高校野球千葉県予選について触れました。
残念ながら2対4で初戦敗退。最後の夏を勝利で飾ることはできませんでした。
結果はともあれ、とにかく一生懸命戦う姿にただただ感動し、息子から最高のプレゼントをもらった気がしました。

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夏の大会、特に地区大会の初戦は他の大会とはまるで雰囲気が違い、選手の緊張感がビシビシ伝わってきます。その空気を吸い、また夏がやってきたんだなあと感慨もひとしおでした。
試合を終えてからの選手の涙。選手に監督からかけられる最後の言葉。すべてが非現実的なことのように思えました。
私たち父兄も、クーラーボックス等の片づけが終わり、とっくにやることのない時間になっても、集合している輪が暫く解かれることはなく、呆然とゆっくり流れる時間を過ごしました。
やはり青春は素晴らしい!そう感じました。

アメリカの詩人サミュエル・ウルマンは、「青春」という詩の冒頭で「青春とは人生のある時期ではなく心の持ち方をいう」と書いています。
そういう気持ちをいつまでも持ち続けることは生きる上でとても大事なことですよね。たくましい意志、ゆたかな想像力、燃える情熱を持った人であれば、それは年齢を超えて「青春」を謳歌しているということです。
深いですね~、勉強になります!

一方、一般的に捉えられている青春時代の真ん中にいる高校生を目の当たりにすると、若者には若者らしい未熟さを携えていて、その未熟さは可能性そのものであり、その可能性を持った若者の「青春」の持つ力にも圧倒されます。
大切なふたつの青春とともに人間は生きているんだと思います。

高齢者とのコミュニケーションのポイントとして、

①静かでゆったりとした環境をつくる
②目の高さを合わせ向き合って話す
③低めの声でゆっくりとはっきりとした言葉で話す
④ジェスチャーを使いながら身振り手振りを交えて視覚的に工夫する
⑤視覚・読解力に問題がなければ筆談を交えたり、理解しやすいように現物をみせたりする
⑥話をよく聴く。相づちをうったり、簡単な質問を加えることによって高齢者のコミュニケーションへの意欲を高める
⑦スキンシップを交え気持ちを和らげる

などが挙げられます。

環境や状況を整えた後は、ケアボスは⑥「意欲を高める」ことに力を注ぐことが多いです。「青春」をテーマに話をお聞きすることもありますが、話が止まらなくなることはよくあります。
ぜひ高齢者のふたつの「青春」についてお話を伺ってみてください。きっと活き活きと輝いた目でお話しされることでしょう。
心を成長させることに老いはありません。ケアボスもまっすぐ前を向き「ふたつ目の青春」をしっかり歩んでゆきたいと思います。

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10年以上、汗まみれの汚れたユニホームが水を真っ黒にしてきました。
「つけ置き洗い」・・・心に沁みます。

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