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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

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育児と介護の休業の使い方の違い

2021年4月5日

皆さん、こんにちは。
仕事と介護の両立支援の専門家 継枝綾子です。

街並みが桜色に染まりホッコリ癒される季節になりました。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

仕事と介護の両立セミナーでは、
育児と介護を比較し育児と介護の休業の使い方の違いを説明させていただいております。

 育児と介護の休業の使い方の違い

例えば
当事者性
育児は親子関係が基本
介護は親子だけでなく配偶者の親、夫婦、きょうだい、子供、孫、祖父母と様々です。
空間的な位置関係
育児は同居(夫婦での分担が基本)
介護は同居(老老介護あり)、別居(近距離〜遠距離)、一人暮らし等、周りとの位置関係が働き方に大きく影響します。

育児と介護を比較して違いをご理解いただいたと思いますが、育児と介護の休業の使い方も全く異なります。
育児休業は、休業中はしっかりお子さんと向き合って下さい。
介護休業は、休業中に自分自身が中心となり、どっぷり親の介護に関わってしまうと戻ってくることが難しくなってしまいます。
介護は4年から5年、10年以上関わる方も多く、ダブル介護トリプル介護などに直面する方もいて一人の介護では終わりません
そのため介護休業は、必要時に応じて休業を取得し、ケアマネジャーに相談しながら「仕事と介護の両立ケアプラン」を作成して
最大限介護のプロに任せましょう!共倒れ防止や介護離職防止に繋がります。
そして体制が整ったら早く職場復帰することが重要です。

例えば休業を利用して、役所の介護保険課で申請を行う、地域包括支援センターに相談に行く、デイサービス等の見学後に契約を交す時等に役立ちます。
同居の場合は、介護休業ではなく介護休暇を利用しても対応できますね。
遠距離介護の場合は、介護休業でまとまった休みを取得し、介護サービス利用までの一連の流れを一気に進めるのも良いと思います。

介護に関わる方は、育児と介護の「休業の使い方の違い」を理解すること
管理職の方は、育児と介護の「休業の使い方の違い」を説明できること

育児と介護の休業の使い方の違い

2025年の大介護時代を乗り越えるために大切です
育児と介護のダブルケアで悩み共倒れしないように、介護離職で苦しまないように、今から事前の準備が重要です。
育児と介護の両方を大切にしていきましょう!!

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4月以降の公開セミナーのご紹介です。

セミナー申込みフォーム
https://www.pasona-lc.co.jp/seminar/

2021年4月23日(金)15:00~16:30@ZOOM
 人事担当者向けオンライン公開講座「仕事と介護の両立セミナー」

2021年5月28日(金)15:00~17:00@ZOOM
人事担当者向けオンライン公開講座「管理職向け 仕事と介護の両立支援研修」

2021年6月25日(金)15:00~16:30@ZOOM
人事担当者向けオンライン公開講座「仕事と介護の両立~従業員向け認知症セミナー~」