在宅勤務と家族介護の向き合い方
2020年9月25日
皆さん、こんにちは
仕事と介護の両立支援の専門家 継枝綾子です。
夏の暑さからようやく解放され秋の気配を感じる爽やかな季節になってきました。
皆さんはいかがお過ごしですか?
本日は「在宅勤務と家族介護の向き合い方」についてお話をさせていただきます。
今まで家族の介護を理由に在宅勤務を申請するには特別な申請が必要とされ、在宅勤務に至るまでには高いハードルがありました。
「申請条件に当てはまらない」「仕事の調整が難しい」「同僚に後ろめたさがある」等などで申請もできず仕事と介護の両立に限界を感じて離職を選ぶ方もいらっしゃったと思います。
ところが新型コロナウイルスの存在により、在宅勤務は「特別」ではなく「当り前」の時代になりました。家族の介護を理由に、後ろめたい気持ちで在宅勤務の申請手続きをする、申請ができず仕事と介護の両立に限界を感じ離職を選ぶという問題はほぼ解消されました。
これは一歩前進だと思います!
働き方に縛られず柔軟に家族(要介護者)と向き合えるようになったのです。
ところが、以前の課題は解決されましたが新たな課題が生まれました。
それは「家族の依存関係」です。
常に近くにいることで、いつでも声をかけやすく手を差し伸べることができるようになりました。同居や近距離介護でこのような関係が続くと依存関係に陥る可能性が高くなります。
すると仕事に集中できない、さらに拘束されて介護疲れが蓄積、仕事と介護のメリハリがつかず精神不安定など自己管理できないと以前よりもっと共倒れの恐れがあるのです。
例えば、在宅勤務中に目の前で要介護者が転倒しそうになれば勿論手を差し伸べます。
在宅勤務中に声をかけられれば返答します。在宅勤務中にトイレ介助が必要であれば手伝います。本来オフィスで仕事に集中している時間帯、在宅で要介護者が支援を求めれば自然と動いてしまうのです。
在宅勤務が特別ではなく当り前になった時代、仕事に集中するために「デイサービス」を利用して日中は介護サービスを利用する等、自分で抱え込まないことが重要です。
オフィス勤務でも在宅勤務でも
仕事と介護の両立をするためには介護サービスや介護関連制度を上手に活用することをお勧めいたします。特に在宅勤務はメリハリをつけて自分で介護しすぎないように気をつけましょう!
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