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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

in Action

withコロナ時代でも「共倒れを防止」するためにできること

2020年6月4日

皆さん、こんにちは
仕事と介護の両立支援の専門家
継枝綾子です。

withコロナ時代、働き方のスタイルは様々だと思いますが、皆さんいかがお過ごしですか。
新型コロナウイルス発生前と後を比較すると、働き方以外に、家族との向き合い方・食事の仕方など新しい生活様式を取り入れている方も多くいらっしゃると思います。

育児と介護のダブルケアに直面して疲弊されている方もいらっしゃると思います。
コロナ前は、仕事を終えて帰宅後の夕方~夜間にダブルケアが集中しますが、withコロナ時代は、家族の皆が自宅で過ごす時間が多くなり、一日中ダブルケアが発生するのが特徴です。

そのため今まで以上に、精神面・肉体面・経済面に負担がかかり、心身ともに疲労が蓄積されている方もいらっしゃると思います。

アフターコロナを予想していた頃は、暫くの間は家族で抱え込むことは仕方なかったかもしれません。
しかしwithコロナ時代は、「終わりの見えない介護」から抜け出すために、介護保険サービスや自治体サービス等の力を借りて、「共倒れを防止」することをお勧めいたします。

介護現場は、本来なら要介護者に対して積極的に手を差し伸べる立場ですが、コロナに感染させてはいけない、感染してはいけないため、どうしても消極的になりがちです。

新型コロナウイルス対策として、

手洗いうがい
アルコール消毒
換気の徹底
マスク着用
3密の回避

これらは誰でもが日々気を付けています。
その他、介護現場では「新規の受付」を控えています。

有料老人ホームの新規受付
特別養護老人ホームの新規受付
ショートステイの新規受付
デイサービスの新規受付
ヘルパーの新規受付

ではどうやって「共倒れを防止」するために介護のプロに力を借りれば良いのでしょうか。
本来なら介護保険サービスを柔軟に最大限利用することが一番です。しかし利用することに躊躇があり、新規受付がされない場合の対策として、代替案として「住環境」を整えることをお勧めいたします。

介護保険制度には、住環境を整えるために役立つサービスが充実しています。
・住宅改修
・福祉用具購入
・福祉用具レンタル

本日は「住宅改修」をご紹介させていただきます。
対象者:要支援1~要介護5
改修箇所:手すりの取付け、段差の解消、滑り防止及び移動の円滑化等のための床材変更、引き戸等への扉の取り替え、洋式便器等への便器の取り替え、その他各工事に付帯して必要な工事
費用:上限額は20万円です。
上限額の範囲内でかかった費用の1割、2割または3割と上限額を超えた費用が利用者負担となります。

参考:中央区のHPより(住宅改修について)
https://www.city.chuo.lg.jp/kenko/kaigo/riyou/sarbisu/zaitaku/jyuutakukaishuunosikyuu.html

withコロナ時代、今まで以上に共に助け合い共に協力し合うことが重要です。
担当のケアマネジャーとじっくり向き合い、皆さまにとっての最善策を見つけていただければ幸いです。

皆さまの健康と幸せを心よりお祈り申し上げます。
継枝綾子