家族の介護負担を軽減する「ショートステイ」の上手な活用法について
2018年3月1日
皆さん、こんにちは。
仕事と介護の両立セミナー講師の継枝です。
3月に入り、少しずつ春めいてまいりました。
皆さんはいかがお過ごしですか。
本日は仕事と介護の両立を果たすために、
ショートステイの上手な活用法についてご紹介させていただきます。
介護保険サービスの1つショートステイとは
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特別養護老人ホームなどに短期間入所してもらい介護する家族の介護負担軽減を図るサービスです。
一定期間、介護から解放される利用者家族にとって、自分の時間を持つことができたり介護負担の軽減を図ることができます。
また利用者家族の病気や冠婚葬祭、出張などで一時的に在宅介護が困難な時にも役に立ちます。(ワムネットより)
http://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/kaigo/handbook/service/c078-p02-02-Kaigo-12.html
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ショートステイとは家族のレスパイト(介護負担軽減)を図るためのサービスなので、
仕事と介護の両立を継続するためには定期的にショートステイを利用することをお勧めいたします。
【プラン例】
仕事と介護の両立を果たすために
上手なショートステイの活用法について2パターンを試してみましょう!
1.仕事と介護の両立に疲労困憊したときは、ショートステイを長期間利用する
目安として
5泊6日〜2週間程度
最大30日まで可能
介護者が倒れては本末転倒です。
優先順位は介護者の心と体を回復させることです!
2.仕事と介護の両立に少しずつストレスが溜まり始めてきたときは、ショートステイを短期間×数回に分けて利用する
目安として
2泊3日を1ヶ月に2回〜3回程度
3泊4日を1ヶ月に2回程度
介護は長期戦です(平均4年〜5年)
自分自身のメンテナンスを行いながら長期戦を前向きに乗り越えましょう!
*気をつける点
ショートステイの役割は、介護する家族の介護負担軽減を図るためのサービスなので、
預かってくださる施設に過度な期待はできません。
(例:機能訓練で筋力回復させたい、併設しているデイサービスでレクリエーションに参加させてほしいなど)
今回はショートステイの活用法をご紹介させていただきましたが、
仕事と介護の両立を果たすためには、ショートステイだけでなく様々なサービスをバランス良く利用しながら、
介護に協力してくださる方々をたくさん増やすことが秘訣です。
皆様とご家族の健康と幸せを心よりお祈り申し上げます。
継枝綾子