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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

in Action

介護は、初動が大切。

2016年11月30日

皆さん、こんにちは。
仕事と介護の両立支援セミナー講師の継枝綾子です。

おかげさまで、多くの企業様とのご縁をいただき、北海道から沖縄まで全国各地でセミナーを開催させていただいております。
微力ではございますが、今後もセミナーや個別相談会を通じて皆様のお役にたてれば幸いです。

本日は、介護は初動がとても大切というお話をさせていただきます。
何故「初動が大切」なのでしょう。

少し大袈裟かもしれませんが、高齢者は「変化=症状悪化」に気づいたらすぐ対策を練り解決に向けて行動を起こさないと驚く早さで症状の進行が見られます。

例えば「最近何度も同じ話を繰り返すなぁ」と気づいてもそのままにしていると認知症が進行していたり、
「最近足腰が弱ったなぁ」と気づいてもそのままにしていると転倒して寝たきりになってしまったり、
「最近何を食べても味がしない、何を食べてもまずい」など食事に関して不満を言ってもそのままにしていると濃い味付けになっていて糖尿病が発覚したり、
そのままにしたことへの代償が後から出てきます。

 「気づいたら即行動!」が大切です。

介護に向き合うには勇気と覚悟が必要です。
できるだけ目を背けたい、できるだけ後回しにしたいという気持ちになってしまうのが自然です。
だから「介護は突然やってくる」になってしまうのです。

「あれっ?」何かがおかしいぞ!?と感じた瞬間が幾度もあったはずなのです。
それを見逃さず気づいたら対策を練り行動を起こせると、結局は自分自身を助けることに繋がります。

大切なご両親がいつまでも若々しく元気に過ごしてくれることが理想です。
その理想を最大限叶えるためには私達は何ができるでしょうか。
そうです「気づいたら即行動!」が大切です。

①介護前の人は、地域包括支援センターに相談しましょう。
②介護中の人は、担当のケアマネジャーに一番の理解者になっていただき本音で話し合い、ご両親の変化に気づいたらチームワーク良く行動を起こしましょう。
③暫く介護は必要ない人でも漠然とした不安がある人は、まずご両親の担当の地域包括支援センターを探して相談してみましょう。
「もしかしたら1年後に介護が必要になるかもしれないため今からアドバイスいただきたく相談にきました」など相談すればきっと親切に色々アドバイスしてくれます♪

参考:ワムネット「全国版 サービス提供機関の情報」
http://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/kaigo/service/

皆様の大切なご家族が皆さんの勇気ある一歩「気づいたら即行動!」により、大難が中難、中難が小難、小難が無難になれば幸いです。

皆様と皆様のご家族の幸せを心からお祈りいたします。

継枝綾子