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パソナライフケアの仕事と介護の両立支援ブログ

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「仕事と介護の両立セミナー」@NTT都市開発様

2016年8月5日

●IMG_0038今回のセミナーレポートはNTT都市開発様。場所はこちら、秋葉原UDX。

この日のセミナーは、「お盆に帰省したら、ご両親やご兄弟姉妹と介護についてコミュニケーションをとっていただきたい」とのダイバーシティ推進室様の想いから、夏期休暇前のこのタイミングでの開催となりました。

この日は
【総務務部長様ご挨拶】
【ワーク】
【総務部より社内制度紹介】
【弊社の継枝講師による「仕事と介護の両立セミナー」】
の流れ。

ワークは、ダイバーシティ推進室室長様が意義を説明し、従業員の皆様に家族構成を振り返っていただきました。
通常このようなワークは、介護をすることになる可能性に気づいていただくため、セミナー講師が行うことはありますが、
主催者側が行うところに「従業員の仕事と介護の両立を支援する」という強い意気込みが感じられます。

この日のセミナーにおいて特筆すべきは新しく作成したチェックシート。
これまでも「親と確認・共有したほうがよいこと」という内容はスライドの中でご説明してきましたが、今回新しくチェックシートを開発し配布しました。
これは、従業員からご両親やご家族にお渡しいただき「介護が必要になったらどうしてほしいか」共有するための“きっかけ”作りのコミュニケーションツールです。
ダイバーシティ推進室様と何度も遂行を重ねて、非常によいものが出来上がりました。
ぜひ、この夏に活用していただきたいものです。

●IMG_0078(真剣にセミナーを受講される従業員の皆様)

●IMG_0073(継枝講師と参加者の講習風景)

 

【本日のご質問】
20分おきに見守りしてくれる介護サービスがあると報道でみたことがあるが、地方でも可能でしょうか?

【講師からのアドバイス】
可能です。
ただし、運営している介護サービスの事業所がどの程度あるかはお調べいただきたいです。
ご両親がお住まいの地域包括支援センターにお尋ねください。

※こちらのサービスの名称は「定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス」といいます。
下記利用条件があるため、必ず地域包括支援センターや担当のケアマネジャーにご相談ください。
(利用条件)
要介護1から要介護2の者であって認知症の利用者、又は要介護3から要介護5の者であって障害高齢者の日常生活自立度ランクB~Cの利用者など

セミナー終了後、参加者の方が講師と名刺交換にいらっしゃいました。
お母様が施設に入居されているようですが、
「“家族の役割はコーディネーター役”という先生の言葉に肩の荷がおりました。ありがとうございました。」
とおっしゃっていました。

参加者の中には介護中の方も多くいらっしゃいます。
仕事をしながらご家族を施設に預けていることに対し、少なからず後ろめたさも感じていらっしゃいます。
セミナーは「まだ介護していない」「介護に直面する可能性が高い」方向けの構成ですが、90分のセミナーを通して仕事と介護を両立されている方が、例えお一人でも気持ちが救われるならば、これにまさる喜びはありません。